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坂倉 直慧 
SAKAKURA NAOSATO

私はコロナ禍の影響で人が多く存在する空間が苦手になってしまった。そして三回生の頃に自らの身と心を守るためのヘルメットを作り引きこもろうとしたが、ヘルメットは私の苦手な圧迫感を再現するものになってしまっていた。そして引きこもりたいのなら覗き窓をなぜつけたのかも疑問になった。 このヘルメットを私なりに考え直した結果、私は殻に引きこもりながら周りの情報を見ていたい欲望が少なからず存在し、その様は自室に引きこもってネットサーフィンをしているオタク・ニートの様であった。 この事から私はこのステレオタイプのオタク像とこの頃のサブカルチャーを取り巻く環境に憧れを抱いていたことに気が付いた。それと同時に一般化してしてしまい「オタク」という属性が特別なものでは無くなった今、私は特別な存在ではなくただのニート予備軍に属する人間となってしまった。

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